前回のブログで、
犬山市シルバー人材センター主催の
「認知症サポーター養成講座」を受講したことを書きました。
その中で行った
「言べんの漢字を1分間でどれだけ書けるか」
という体験は、今でも印象に残っています。
僕は8個書くことができました。
数よりも大事だと感じたこと
正直なところ、
「8個」という数字自体に
大きな意味があるわけではありません。
それよりも印象に残ったのは、
- 思ったより手が止まったこと
- 一瞬、次の字が浮かばなかったこと
- 焦ると余計に思い出せなくなること
こうした感覚そのものでした。
これは、
年齢や能力の優劣を測る時間ではなく、
変化を体感するための時間だったのだと思います。
「前はできたのに」という言葉の重さ
講座の中で、
「前はできていたのに、できなくなった」
という言葉が出てきました。
この言葉、
実はとても重たいものだと感じます。
言われる側にとっても、
言う側にとっても、
無意識のうちにプレッシャーになってしまう。
でも、
できなくなることは“失敗”ではなく、
変化の一つにすぎないのだと思います。
行政書士の仕事でも、同じことを感じる場面があります
行政書士としてご相談を受けていると、
- 話がうまくまとまらない
- 同じことを何度も確認される
- 決断に時間がかかる
そんな場面に出会うことがあります。
でも、それを
「できていない」と見るのか、
「今はこういう状態なんだ」と受け止めるのかで、
対応は大きく変わります。
僕は後者でありたいと思っています。
大切なのは、ペースを合わせること
早く決めることよりも、
正しく理解すること。
正確さよりも、
納得して進めること。
ときには立ち止まりながら、
その方のペースに合わせて進むことが、
結果的に一番の近道になることもあります。
さいごに
認知症サポーター養成講座を受講して、
改めて感じたのは、
「支える」というのは、
何かをしてあげることだけではない
ということでした。
責めないこと。
急がせないこと。
話を最後まで聞くこと。
ねむの木行政書士事務所は、
そんな姿勢を大切にしながら、
日々の相談に向き合っていきたいと思っています。